2023年5月26日【活動報告】

5月25日(木)は電機連合会館で来訪者対応。
夕刻には、プランインターナショナルジャパンの研究員の方が来訪され、女性のリーダー育成について意見交換させていただきました。
「本来は学生時代に、生徒会や学級委員、クラブ活動のリーダーなど、リーダーシップを学ぶ機会があるはずだが、日本の女性は自己肯定感が低い傾向にあり、引き受ける人が少ない。その影響もあり、現状として、経済や政治分野で女性リーダーが少ないのではないか。女性も若い頃から、リーダーシップを学ぶことが必要である」
との分析をされています。
政府は、女性管理職や政治家の割合を2030年までに30%とするなどの目標数値を掲げており、企業や労組においても、女性リーダー育成は喫緊の課題となっています。
法改正や環境整備を図る一方で、学生時代にリーダーシップを学ぶ機会を広げる必要性を感じました。
5月23日(火)は、候補者男女均等法施5周年記念として、参議院議員会館で開かれた、「クォータ制を推進する会」の院内集会に出席させていただきました。
長らく、超党派議員連盟の事務局長を務めてきた経緯から、今回も党を代表して出席させていただきました。
国際的に見ても日本が遅れている政治分野の女性参画を図るため、2018年に立法、2021年には法改正も進めてきましたが、果たして女性の政治参画は進んでいるのでしょうか。
国政選挙や統一地方選を振り返ると、徐々に女性議員が増加しつつありますが、各党別の目標数値を掲げての取り組みや、ハラスメント対策など、未だ残る課題に、引き続き法的拘束力を強めるべく、取り組む必要があると考えています。
午後からは、ご要請を受け、国民民主党のLGBT担当として、浅野さとし衆議院議員とともに、LGBT連合会など、3機関・団体と、今国会で審議予定のLGBT法案 について意見交換させていただきました。
この法案は昨年、超党派議連によってLGBT差別禁止法案として国会提出されましたが、審議されずに廃案となったもの。 今国会では、与党からLGBT理解促進法として提出されていますが、審議は進んでいません。
党内での審議もこれからですが、トランスジェンダーに対する法的整備が国際的にも遅れているとの認識のもと、すべての人が暴力や差別から解放され安心安全な生活を送れるよう、深い論議が必要と再認識しました。
5月18日(木)は、衆院会館内で党本部との打ち合わせなどの後、浅野さとし衆議院議員と共に、経産省より、半導体戦略、蓄電池政策、ペロブスカイト戦略についてヒアリングを行いました。
一昨年末の5G促進法成立により、半導体投資が加速されていますが、最先端半導体の国内生産、強いては国内開発は可能になるのか。中国に偏るレアアースなどの原材料確保策や人材確保策、強みのあるレガシー半導体、半導体装着の開発生産への支援策も必要であるなど、意見交換させていただきました。
また、蓄電池についても、EV、定置型ともに需要は高まる一方であり、2050年には100兆市場になるとのこと。
東芝などが開発している、「ペロブスカイト太陽電池」についても、社会実装が始まる中、量産技術確立、生産体制整備が急務です。
何より、新しい技術を国内で産業として育てるために、まずは公共分野を中心に需要創出を図る必要があると考えます。
経産省の皆さんとのこうした意見交換の場面を、今後は、電機産業の現場で働く皆さん声を聞いていただく場面に広げていきたい旨もお伝えしました。 今後も電機産業のキーデバイスや核となる分野については、官民連携を強め、産業政策をともにつくっていくことが必要と考えます。
5月15日(月)は、夕刻から衆院議員会館内において、超党派で行われたオンラインカジノ対策の勉強会に出席させていただきました。
ギャンブル依存症問題を考える会、家族会の皆さんも多く参加され、オンラインカジノ被害者やご家族の体験談に危機感を覚えました。
コロナ禍で急速に広がったオンラインカジノ。
犯罪絡みや、中高年若年層の依存も広がり、法整備が追いついていません。
特に児童手当について、振込先が世帯主のため、ギャンブルに使われるという相談も増えており、法改正などの対応が急務となっています。
オンラインカジノ依存などが急増いるのに、増えない依存症対策予算の上積みや、時代の流れに追いついていない法整備。
依存症対策議連の中谷元会長、家族会の皆さんとも連携しつつ、今日的な課題の解決に向けて、活動したいと思います。